2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ガボールフィルタ・モーレフィルタ

こちらで任意次元ウェーブレット変換をやっている 空間について考えるとき、「縦軸と横軸をとって…」というやり方は、いかにも使いにくい。特定の基底を出発点にしているから ガボールフィルタと言うのがあって、生物(ヒト)の視覚処理モデルとして使われると…

ガボールフィルタ・モーレフィルタ

arrayにapply()すること

昨日の記事で、まず、アレイの形が変わらないような関数をapply()を使って実行したときの、アレイの形の変化を抑える話をするために、アレイの転置について書いた 今日は、それを応用して、arrayにapply()をかけて、アレイの形そのままに出す方法 これによっ…

アレイの転置

転置する アレイの各軸の要素数を使った「任意digit進法」みたいなもの # Aはアレイ # vは、アレイの軸の順番の変更を指示する順列ベクトル my.t.array <- function(A,v){ # アレイをベクトル化する A.v <- c(A) # アレイの各要素の「番地」を作る p <- list…

Embedded Zerotree Wavelet Encoding

資料 EZWの名前の由来 Wavelet transformsを使う(Wavelets のW) Progressive encodingと呼ばれる。それは、粗い圧縮から細かい圧縮へと連続的に変化させられることを指す。bitの列に変換し、そのbit列の桁数のどこで止めても良い。Embedded encodingとも言…

『よく見える』ということ

病理スライド標本を作るときに、組織染色をするのはどうしてだろうか 『よく見える』ようにするため では、『よく見える』というのはどういうことなのだろう 輪郭がくっきりしていること、だろうか 輪郭がくっきりしている、ということを、ランダムフィール…

球面上のランダムフィールド

二次元のアメーバ運動っていうのは、球面上のランダムフィールドのある他kさ平面での切り口としてパラメタライズすることができるのではないだろうか… それができれば、次元を一般化することも、たぶん容易だろう でも、それをやるくらいだったら、自身の荷…

ぱらぱらめくる『Applications of RANDOM FIELDS AND GEOMETRY Foundations and Case Studies』

先行本についてはこちら テキストはこちら 目次(未完なので、Part II までしかない!) Part 0 0 Preface 1 Introduction Part I The Underlying Theory 2 Random Fields 3 Geometry Part II Quantifiable Properties 4 The Expected Euler Characteristic 5 …

ぱらぱらめくる『Random Fields and Geometry』

このトピックは、応用ベースの続編(こちら)にあるように、脳画像や天文学領域、海洋学などの解析に応用されるものであるが、その理論的な基礎を扱った本 Random Fields and Geometry (Springer Monographs in Mathematics)作者: R. J. Adler,Jonathan E. Tay…

ランダムフィールド その2

昨日の記事で、酔歩という時間発展の系から始めて、fractional brownian motionという、粗滑をパラメタライズした時間発展のシミュレーションでは、時間軸座標上の点について共分散を定めて多変量正規乱数を発生させると、いい感じでシミュレーションできる…

酔歩からランダムフィールド

1次元空間で、一定の歩幅での離散時刻酔歩は n <- 1000 x <- cumsum(sample(c(-1,1),replace=TRUE,n)) plot(x,type="l") すべての時刻で、位置の期待値は0で、分散は時刻tに対して、t n <- 1000 n.trial <- 10000 X <- matrix(sample(c(-1,1),replace=TRUE,…

酔歩からランダムフィールド

三角メッシュの球面埋め込み 続き

昨日の記事で平面グラフの頂点座標の定め方をやった そこに連立方程式が出てきたが、それは、境界条件を外周頂点座標によって定めた上でのグラフ・ラプラシアン方程式を解く作業であると言える(離散ラプラス・オペレータ,関連論文)

三角メッシュの球面埋め込み

平面グラフは、平面座標上に描ける 三角メッシュは3次元物体の表面をTriangulationしたものなので、その3次元表面が連続ならば、それは平面グラフになる。したがって、その表面は平面に写せる 平面座標は球面座標に変換できる したがって、3次元物体の表…

三角メッシュの球面埋め込み

3次元の形状移行

3次元の閉じた曲面の滑らかな移行とかを考えると、埋め込みとか、Harmonic スペクトル分解とか、いろいろ出てくる 出てきて、何が面倒くさいかというと、いろいろな(3D画像処理とかの)手法があるけれど「これだ!」というのがない(らしい)こと 球面上へのMD…

滑らかな形状移行のメモ その2

形状移行…ただのメモ

ここ数日(もしかすると数か月)、ぐちゃぐちゃと「形の移行」について書いてきた N次元空間にあるn次元の閉じた滑らかな多様体があるとする その形を点の座標レコードとして観察する 平滑化する(関数解析で周期関数化) これをn次元基準多様体としての球(円)に…

円形変換のこと

単位円板を共形変換して任意の閉曲線に囲まれた板に変えることをやっている 凸(曲率が大きい)になるところは、単位円板的に疎に、凹になるところは密に対応づけようとしている 少し、立ち返って考え直そう 今、円板がただの円周の紐であって、内部がカラだと…

曲率のこと その3

正負の無限大の曲率を持つ閉曲線としてハート関数を使ってみる # ハート n <- 100000 t <- seq(from=0,to=1,length=n+1) x <- cos(t*2*pi) y <- (sin(t*2*pi)+(x^2)^(1/3)) x <- x[-1] y <- y[-1] plot(x,y) # 最初の点と最後の点の座標は同じなので、その重…

曲率のこと その2

曲線を観察したとする。曲線上の点を多数観察していて、その順序はわかるが、その順序パラメタは、特に弧長などとの整合性はない(のが普通) 曲線を関数解析などしてパラメタ・関数表示をしたところで、その弧長関数は単純な関数表示にはならないのであるから…

曲線上に粗密を作る

circle packingについてこちらに書いた 閉曲線を単位円板に共形変換するとき、閉曲線で曲率が小さいところは単位円板では密に、大きいところは疎に対応するのだった 今、単位円周に密度分布を入れて、それが滑らかな関数であるとする その密度分布を累積する…

曲率のこと

曲率っていうのがある 平面上の曲線での曲率を考えよう 曲線の中で一番単純な円を考えよう 円は、円周上のすべての点で、曲率が等しい それをaとおけば、曲率半径はである 曲率っていうのは、曲線上の点における、接ベクトルを考え、その接ベクトルの単位ベ…

円の変形その2

前の記事では、多項式近似をしたけれど、別に多項式でなくてもよいのだから、結局、をに移せばよい(は単調増加関数で、を満足する)とすれば、がその関数 逆にいうと、これが、多項式近似に用いた点の数を無限大にしたときの極限(?)

円の変形

昨日の記事で、共形変換による閉領域の単位円板対応では、外周の曲率を対応点の粗密にするとよいのでは、ということになった さて 単位円板を単位円板に移しつつ、その外周粗密を変えるときの変換はどうするか? 外周は「ふりふり」になる様子が見える。これ…

円の変形

Circle packing

Circle packingというのがある。同じ単語で異なる複数の概念に対応するようなので、注意が必要だが、ここでは共形変換とのからみで使うそれを扱う 具体的には、このPDFにあるようなそれのこと 共形変換では「角保存」するわけだけれど、それは「直角は直角」…

共形変換の映画

共形変換でがに移るとき、「ジャンプ」する、という考え方もあるだろうけれど、連続的に変形して、結果としてに移る、ということもありだろう 今、という変換だとしたときに、という風にすると、連続的に動かせる が、の方が素直だろうか→実際、項ごとの和に…

Diffeomorphism

多様体がある 多様体は、ただ、「ぼかっ」と「形」として存在していると、それまでだけれど、そこに、「座標」を入れると、とたんに、2つの多様体の間の対応付けに、やりがいが出てくる 多様体が二次元のとき、「座標」として複素数を入れてやると、「ぼか…

共形変換による2次元の形解析その3

昨日は共形変換の基本パーツについて図示して確認した 変換で回りすぎて重なるというようなことのない領域での変形データが得られたときに、その変換関数を推定する、ということを考えてみる という変換とする 係数推定なので、n個の複素数〜2n個の実数の推…