7 抽象代数を歴史的に考える授業の例示 ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

5問を考えて、抽象代数の本質を理解する、という試み その構図 具体的問題→抽象化 抽象化→本来の問題の解決 抽象化→他の問題の解決 なぜか? 記号代数、公理系(独立性、無矛盾性) の整数解はなにか? 一意分解域、ユークリッド域、イデアル 定規とコンパス…

6 エミー・ネーターと抽象代数の創生 ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

数、関数、作用とは何か、ということを考えるのが抽象代数 「○○とは何か」と考えるとき、「○○」は集合をなしていて 抽象代数では、集合要素の相互関係の定義をすることで「とは何か」を考えたことにする 代数をやるときは、代数計算をせずに、単純なこと・一…

5 線形代数の歴史 ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

一次方程式 行列式(はじめは一次方程式のためにあったのであって、行列の付属物ではなかった) 行列と線型変換 1文字で表される行列 線型独立性・基底・次元 ベクトル空間 幾何から来る(複素平面とか、物理現象とか) 代数から来る(多元環構成として出てくる…

4 体論の歴史 ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

源は ガロワ理論 代数的整数論 代数幾何 ガロワ理論 多項方程式の解法 それは四則演算を仮定しており、それを詰めていくと体論になっていく 多項式解法のために体が拡大される 代数的整数論 これも整数を用いた式のうまい取り合わせ、取り扱いを求める過程で…

ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

抽象代数の歴史作者: I.クライナー,齋藤 正彦出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2011/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る 目次 序 第1章 古典代数の歴史 第2章 群論の歴史 第3章 環論の歴史 第4…

3 環論の歴史 ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

環論のそもそも 非可換環論と可換環論の統合として環論が出来上がる 非可換環論は四元数から出来た 複素数はと可換なのに対して 四元数はと非可換 二次元のベクトル代数を三次元のベクトル代数に拡張 実数→複素数→四元数の方向性:超複素数系 八元数、外積環…

2 群論の歴史 ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

4つの源泉 古典代数 多項方程式の解法 置換群 整数論 整数のmを法とする加法群 整数のmを法とする、mと互いに素な整数の乗法群 二元二次形式の同値類の群 1のn乗根の群 アーベル群(可換群) 幾何学 色々な幾何(射影幾何・非ユークリッド幾何・微分幾何・代…

1 古典代数の歴史 ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

1,2次多項方程式の解法 解ける問題の解き方 数として解く 量として解く(幾何学的代数) 問題を分類して対処する 根号の使用 複素数。「無意味なもの」を「操作対象」とする。「操作」の定義 複素平面上の点としての複素数。「実在」と感じられる 代数的記…

序 ぱらぱらめくる『抽象代数の歴史』

全体 抽象代数のたくさんの基礎概念や基礎理論の歴史の記述 構成 第1章(導入部)は群・環・体以前(抽象代数以前) 第2,3,4章はそれぞれ、群・環・体(抽象代数化) 抽象代数前の代数:多項方程式の解法。抽象代数:抽象化、公理的な体系研究 抽象代数は解…

代数的数

こちらにSwiftを使って代数拡大しているサイトがある これをHaskellで書けば、Haskell版の代数的数

ぱらぱらめくる『21世紀の新しい数学』

多様性を相手に、そこに意味を掘っているが、それは、スキーム理論的には、位相空間・多様体から、それに対応する1点を見つけること、なのか??? 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学~ (知の扉)作者: 黒川信重,小島寛之出…

分割表の観点から:3.トーリック・イデアル ぱらぱらめくる『Comutational Algebra and Combinatorics of Toric Ideals』

個のセルからなる分割表を考える 周辺度数が軸のそれぞれについてカテゴリ分あるとすると、この周辺度数に関する制約の数はである ここでの行列を考える 列について、個の変数()があるから、それについての多項式環を考えることができる(変数の多項式の集合…

3.トーリック・イデアル ぱらぱらめくる『Comutational Algebra and Combinatorics of Toric Ideals』

イントロダクション 1,5,10,50,100,500円玉を使って、ある金額を作れるか、作る方法は何通りあるか、作る方法のうち硬貨の枚数が一番少ないのはどういう組み合わせ化、とかは、0以上の整数で硬貨の枚数を表した、組み合わせ問題とかになっ…

メモ

分割表 log-linear model トーリック・イデアル 単体的複体(*) 分割表 周辺度数制約 単体的複体(**) (*)と(**)は同じもの?、違うものとしたら関係のあるもの?

6.代数幾何とのつながり ぱらぱらめくる『Comutational Algebra and Combinatorics of Toric Ideals』

"algebro-geometric questions about projectivive space P^n can be translated into commutative algebra questions about the graded polynomial ring in n+1 variables" Simplicial toric variety

5. 分解(して求める) ぱらぱらめくる『Comutational Algebra and Combinatorics of Toric Ideals』

省略

2.グレブナーの扇 ぱらぱらめくる『Comutational Algebra and Combinatorics of Toric Ideals』

多項式環のイデアルのグレブナーの扇って何?、というのをわかるのがこの章の目的 グレブナー基底についての付言 グレブナー基底は項の順序ルールで変わることからもわかるように、色々にとれる 色々な取り方は、重みづけベクトルに対応付けることができる …

4.Triangulations ぱらぱらめくる『Comutational Algebra and Combinatorics of Toric Ideals』

のTriangulationとは、の単体的複体のこと、ただし: 単体的複体を構成している個々の単体をというような集合とすれば、が張る錐である、とみなせて、 単体的複体は個々の単体が張る錐の集合である イデアルも「0となる空間」であって、(分割表のように)離…

1.グレブナー基底 ぱらぱらめくる『Comutational Algebra and Combinatorics of Toric Ideals』

イントロダクション 体上の多項式環を考える を複素数体とすることを通常とする の部分集合をイデアルとする イデアルがと書けるとき、を基底と言う 多項式の中で最も単純なのは、単項式ただしは非負整数。これをと書けば、すべての多項式は単項式の線形和で…

ぱらぱらめくる『Comutational Algebra and Combinatorics of Toric Ideals』目次

目次 1. グレブナー基底 2. グレブナー扇 3. トーリック・イデアル 4. Triangulations (三角化) 5. 分解(して求める) 6. 代数幾何とのつながり

イデアルを学ぶ

昨日はトーラス、今日はイデアル こちらの関係で、トーリック・イデアルはトーラス的なイデアルなので、ひとまず、構成2要素に別々にアプローチ イデアルは 環論の概念 環Rの部分集合 それが持つ性質が決まっている 類別する点での対応関係 「群と正規部分…