2011-01-01から1年間の記事一覧

ヘテロな項目のデータを一括して扱う

サンプル 性別 年齢 ステージ テスト s1 男 26 3 109.1358097 s2 男 53 3 95.97728394 s3 男 7 1 126.581202 s4 男 78 2 89.21762111 s5 男 49 3 132.0039738 s6 女 86 3 63.43545257 s7 男 10 3 78.91780538 s8 女 25 1 120.4622119 s9 女 90 3 112.3566134…

Rにエクセルからデータを取り込む 実験データにRを使う

基本操作の解説記事は大変役に立ちます Rへのデータの取り込み エクセルからコピーペーストで取り込もう 取り込みたい値を選択して「コピー(ctrl + C)」する Rに取り込ませる # read.table()という関数は、()の中に指定されたものを読み込んで、データフレー…

Rのインストール 実験データにRを使う

Rのインストール 入手する ダウンロードサイトから、Windows/Mac/LinuxそれぞれのOSに合わせてクリックしてダウンロードする ダウンロードが済んだらクリックしてインストールする --これでダメなら、配布側が悪いと思って開き直る。大事なのは、「あー、だ…

指数関数

指数関数は のとき のときは普通の指数関数(単調増・単調減) のとき。この実数部分がこの世で観察可能な部分とすればと周期関数(三角関数) のとき、でこの実数部分はと、振幅が単調増または単調減であるような周期関数 my.i<-complex(real=0,imaginary=1) my…

Stigmergyと時間微分〜受動的で積分的な外界

こちらに、Swarm Intelligenceという集団が示す特性について書いた その中で特徴的な事象として挙がってくるのがStigmergy Stigmergyは "Stigmergy is a mechanism of indirect coordination between agents or actions."(Wiki) アリが食物探査のときに道に…

駆け足で読む『Swarm Intelligence; From Natural to Artificial Systems』7 昆虫とロボットが協力して輸送する

一人では運びきれない荷物をどうやって、みんなで運ぶことにするのか 年に1度、神輿を担ぐことや、6年に一度、御柱を運ぶのは、「協力」の練習?

駆け足で読む『Swarm Intelligence; From Natural to Artificial Systems』6 巣の建築と自立して組み立てること

Stigmergy (環境との相互作用でなされる行動) Quantitative stigmergy Qualitative stigmergy Qualitative stigmergyの例 ハチの巣を大きくするときに、正6角形の継ぎ足しにあたって、1辺共有で作るか、2辺共有で作るか、3辺共有で作るかによって、巣の…

駆け足で読む『Swarm Intelligence; From Natural to Artificial Systems』5 自己組織化と鋳型をデータ解析とグラフの分割に適用する

ソート・クラスタリングは、並べたり分類されたりすればよいが、この章では、「鋳型」となる形を大きくするような場合の「虫」の仕事の進め方 反応拡散系(こちらやこちら)

駆け足で読む『Swarm Intelligence; From Natural to Artificial Systems』Chapter 4 墓地の組織化、たくさんの子の仕分け、データ解析、グラフの分割

近傍のみの情報を用いて、単純作業をする「虫」が集まることで、ソート・クラスタリングが進む仕組みに関する章 個別にピックアップして、「同様のもののたまっているところ」に置くことの繰り返し ソートのアルゴリズムの中にも、隣り合った値を比べて入れ…

駆け足で読む『Swarm Intelligence; From Natural to Artificial Systems』Chapter 3 仕事の分割と個々の作業の割り当て

集団での仕事の分割と作業の割り当てについて 個体の違い 出生時期による分業制(temporal polyethism) 分担作業による形態の違い 同一年齢・同一形態の群の中で個体差 どうやって違いを生じせしめるか 反応閾値モデル 作業の種類数 作業が1種類であるモデル…

駆け足で読む『Swarm Intelligence; From Natural to Artificial Systems』Chapter 2 アリの食糧探索行動、組み合わせ最適化、意思伝達ネットワークによる経路決定

2経路の選択 2つの要素 2択の場合 、ここでは選択肢A,Bのそれぞれに、「実績として起きた事象の数(アリで言えば、アリが落としたフェロモン量)」 は非線形の程度を決める。はフェロモンがないときの「得点」→ランダム性のための下駄 複数の選択肢でどれか…

駆け足で読む『Swarm Intelligence; From Natural to Artificial Systems』Chapter 1 イントロダクション

1.1 社会性のある昆虫(社会性昆虫) 1.2 社会性昆虫の集合体としての行動をモデル化する 1.2.1 モデル化、設計すること 1.2.2 社会性昆虫に見られる自己組織化現象 正と負のフィードバック、ランダム性、相互作用 1.2.3 Stigmergy "Stigmergy is a mechanism …

駆け足で読む『Swarm Intelligence; From Natural to Artificial Systems』

Swarm Intelligence: From Natural to Artificial Systems (Santa Fe Institute Studies on the Sciences of Complexity)作者: Eric Bonabeau,Guy Theraulaz,Marco Dorigo出版社/メーカー: Oxford University Press, U.S.A.発売日: 1999/10/01メディア: ペー…

駆け足で読む『Swarm Intelligence』

微分方程式で数学モデルを作ろう1

モデルを作るために、変数にするものの定義を明快にする モデルを拡張するとき 変数が増える 拡張される元のモデルは、拡張されたモデルの特別な条件を満足する場合。その条件とは? 指数関数ってなんだっけ? 指数関数 指数的増加 こちらとこちらから Rのod…

微分方程式で数学モデルを作ろう

こちら 微分方程式で数学モデルを作ろう作者: デヴィッド・バージェス・モラグ・ボリー,垣田 高夫,大町 比佐栄出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 1990/04/09メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 101回この商品を含むブログ (5件) を見る 自分が一番しな…

微分方程式で数学モデルを作ろう

駆け足で読む『Bio-Inspired Artificial Intelligence』の中身 2. Cellular Systems 細胞の系

空間に自動機械があって、活動・発展・繰り返しする仕組み 2. Cellular Systems 細胞の系 2.1 The Basic Ingredients 基礎的な構成要素 空間、時間、状態・状態セット、近傍、状態推移関数、境界条件、初期条件、終止条件 Quiescent state 休止状態 Neighbor…

駆け足で読む『Bio-Inspired Artificial Intelligence』の中身 4. 発生学の系

単位構造から、限定的なルールのみを使って、複雑な構造を作りつつ、可塑性を持つ、集合体形成の仕組み 4. Developmental Systems 4.1 Potential Advantages of a Developmental Representation 発生という変化表出に見られる(人工知能的な)利点 小さくまと…

駆け足で読む『Bio-Inspired Artificial Intelligence』の中身 3. 神経学の系

素子があって、相互作用のルールがあって、構造を作って、構造が機能を支える仕組み 3. Neural Systems Computational neuroscience 計算機を用いた神経科学 Neural engineering 機械制御 Baldwin effect? 3.1 Biological Nervous Systems Dendrites, axon, …

駆け足で読む『Bio-Inspired Artificial Intelligence』の中身 1. Evolutionary Systems 進化学の系

Bio-Inspired Artificial Intelligence: Theories, Methods, and Technologies (Intelligent Robotics and Autonomous Agents)作者: Dario Floreano,Claudio Mattiussi,Ronald C. Arkin出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2008/08/22メディア: ハードカ…

駆け足で読む『Bio-Inspired Artificial Intelligence』の中身 5. 免疫学の系

5. Immune Systems 矛盾をはらんだ問題に対処する仕組み(あらゆる可能性への備え、敵味方の区別、強力と危険とは表裏一体) 病原体とホスト 免疫系 人工的免疫系 5.1 How Biological Immune Systems Work 5.1.1 The Innate Immune System 先天免疫系 Pattern …

駆け足で読む『Bio-Inspired Artificial Intelligence』 目次

Bio-Inspired Artificial Intelligence: Theories, Methods, and Technologies (Intelligent Robotics and Autonomous Agents)作者: Dario Floreano,Claudio Mattiussi,Ronald C. Arkin出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2008/08/22メディア: ハードカ…

駆け足で読む『Bio-Inspired Artificial Intelligence』の中身 7. 集合亭の系

7. Collective Systems 個体が複数集まることで出現する仕組み 7.1 Biological Self-Organization Bifurcation 分岐 Stigmergy →こちら 7.1.1 Aggregation 7.1.2 Clustering 7.1.3 Nest Construction 7.1.4 Foraging 餌探索 7.1.5 Division of Labor 仕事の…

駆け足で読む『Bio-Inspired Artificial Intelligence』の中身 6. 行動学の系

6. Behavioral Systems 生命体と環境との相互のやりとりが繰り返されておきる仕組み Autonomous robots 自立型ロボット 6.1 Behavior in Cognitive Science Enactive perceptions 受動的なものではなくて能動性・活動性を伴った感覚・知覚 Embodied cognitiv…

圏は代数構造の多対象版

同じく数学セミナー2012/01号 圏論の歩き方で、第4回までのおさらいをしている 「圏は群・モノイドのような代数構造の多対象版だ」と言ったという 「群は置換・回転などの可逆な変換操作を表す代数構造だ」とよく言うという 「変換操作の作用する対象は1つ…

メトロノームの数理

同じく数学セミナー2012/01号に「メトロノームの数理」という記事がある ビー玉をたくさん敷き詰めた上に板を載せ、水平な板がゆらゆらする状況を作る その上に複数のメトロノームを置き、その振り子の振動周期を揃えて、動かし始めると、音の出るタイミング…

イマジナリーキューブ

数学セミナーの2012/01号に「イマジナリーキューブ」に関する記事がある 筆者の立木先生のサイトはこちら 直交した3方向から見て、正方形に見える3次元立体を「イマジナリーキューブ」と称するという このような立体を「極小化」すると、複数のパターンに…

リサンプリング

こちらから Wikiはこちら リサンプリング サンプルの統計量(中央値や分散)をサンプルの部分集合を使って推定する(ジャックナイフ・ブートストラップ) サンプルのラベルの付け替えをして、p値を出す(パーミュテーションテスト:のすべての場合を網羅すれば、…

ぱらぱらめくる『ガイドツアー 複雑系の世界』 第4部 ネットワーク思考 第5部 結論

15 ネットワークの科学 スケールフリー 次数 16 現実世界へのネットワークサイエンスの適用 脳、遺伝子制御、代謝、感染症、食物連鎖 17 スケーリングの謎 スケーリング べき乗則 フラクタル 18 複雑化する進化の理論 ゲノム時代・ポストゲノム時代の遺伝学 …