ぱらぱらめくる『絶対数学』
- 作者: 黒川信重,小山 信也
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2010/09/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- ひとまず目次
- 序章 高校生にもわかるリーマン・ゼータ入門
- 第1章 絶対数学の起源
- 第2章 絶対数学の目的
- 第3章 絶対数学の基礎
- 第4章 絶対テンソル積
- 第5章 絶対ゼータ関数
- 付録1 群ともの意図とF1代数
- 付録2 ラマヌジャン予想について
- 付録3 絶対空間論について
- あとがき
- 数論の大問題に向かって絶対数学を書いた本
- 数論の大問題への興味はひとまずおいておいて、「そもそも」絶対数学って、というところをぱらぱらする
- 『絶対数学とは一元体上の数学』
- 標数:代数系を分類・整理
- 一元体:『元が1つである体』
- 人類の算術の進歩が、足し算からスタートして掛け算を追加したものとすると、その発想では、「掛け算があるときには、足し算は前提されている」という状態になる
- その逆で「掛け算を先に見出して、まだ足し算を見出していない算術世界」を想定する。それが一元体(らしい)
- 環を中心とした数学
- 環からモノイド(乗法群に0元を付加したもの)へ
- p44の図3.2が大事な図
- (R,x,+): 積とを和を持つ環
- そこから積がなかったことにすると、(R,+)となって加法群
- 和がなかったことにすると、(R,x)となって、モノイド
- (R,+)から+を取り去ったり、(R,x)からxを取り去ると(R)だけになる。これはただの集まりで集合
- 圏論で考えると(R,x,+)と(R,+)とは、Z環の圏とZ加群の圏とに対応づく。その伝で、モノイド(R,x)はF1(一元体)の圏で、集合(R)はF1加群の圏…
- 一元体F1の代数、乗法モノイドMn(F1)の元は、n=3のとき以下のようになる