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- 超幾何関数はいろんな関数を表せる一般表現
- 微分方程式の2つの解の比を考えて、代数関数かどうかを調べる(こちら)
- この解の比をとるところが「射影幾何」的
- 代数関数かどうかを調べるときに、対称性・有限群を使う
- 『モノドロミー群が有限群ならば超幾何関数は代数関数である』
- 楕円幾何・ユークリッド幾何・双曲幾何とも繋がって行く
- 超幾何関数の挙動は、それを積分形式で表すときに用いる「被積分関数」によって特徴づけられるが、それを見ると、(0,1,1/x,無限遠)の4点を「分岐点」とすることがわかるのだが、この「4点」を『複比を作る4点』ということと結びつけて考えると、「微分方程式の2つの解の比」が複比保存とつながって行く
- 4点による「配位空間」である、と表現するのだが、これを一般化していくと射影直線におけるn点での配位空間とか、射影平面におけるn点の配位空間とか、という発展をする
- ついで「不変量」というのが関数の形で出てくる
- 不変量は入れ替えても変わらない、という意味で、「入れ替え〜対称性」つながりで群論へ、「変わらずに保つ」ということで保形関数とかにつながる(らしい)
- この分野は、結局「射影微分幾何」という分野らしく、そのスライド
- 射影微分幾何を線形合同微分方程式とのつながりで書かれたPDF(こちら)
- 以下のリンクは以前の記事の再掲になるが
- 複比・パラケーラー・測地カレント
- 何か関係あるかも、とメモThird Order Linear Differential Equations
- 自分で書いた超幾何関数メモ
- 絵があって少し親切なPDF(こちら)
- 射影はさらにグラスマニアンへと一般化される。そこでは外積代数が活躍する。外積代数、Plucker embeddingとかは行列の組み合わせお化けのようなもの。3Dオブジェクトのグラフィクスなんかにも活躍する話
- ぱらぱらめくるための本、購入
私説 超幾何関数―対称領域による点配置空間の一意化 (共立講座 21世紀の数学)
- 作者: 吉田正章
- 出版社/メーカー: 共立出版
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