流体力学の無次元数〜補遺:ぱらぱらめくる『流れ』
- 無次元数、一般に(こちら)
- 流体力学の無次元数
- エクマン数
- 回転系の流体力学における粘性の大きさを示す無次元数
- クヌーセン数
- 流れ場が連続体として扱えるか否かを決定する(1より十分小さければ連続体)
- グラスホフ数
- 伝熱現象、物質移動現象に関する無次元数で、流れ場における浮力の相対的な影響を示す
- シャーウッド数
- 物質の境界移動に関する無次元数で、代表長さと境膜の厚さの比と見ることができ、伝熱現象におけるヌセルト数
- シュミット数
- 流体の動粘度と拡散係数の比を表す無次元数であり、伝熱現象におけるプラントル数に対応する
- ヌセルト数
- 伝熱の分野で、対流による熱伝達と流体(静止している流体)の熱伝導の比率を示す。対流が生じていなければ Nu = 1 である
- ビオ数
- 非定常状態にある伝熱に関する無次元数である。固体内部の伝熱と、表面からの熱伝達量の比率。式の形はヌセルト数と同じであるが、ビオ数は固体側の熱伝導率を用い、ヌセルト数は流体の熱伝導率を用いる
- プラントル数
- 動粘度と温度拡散率の比
- フルード数
- 流体の慣性力と重力の比を表す無次元数。主に造波抵抗の分析のために用いられる
- マッハ数
- 流体の流れの速さと音速との比で求まる無次元数
- レイノルズ数
- 慣性力と粘性力との比で定義される無次元数である。流体力学において流れの性質を調べるために利用される値
- レイリー数
- 流体中での伝熱に関係する無次元数である。熱は、レイリー数がある限界値(臨界レイリー数)以下では熱伝導によって伝達され、限界値以上では対流によって伝達される
- ロスビー数
- エクマン数