ブラウン散歩はCRT『私のためのBrownian map構成法』
- ブラウン散歩は、0から出発して0に戻る酔歩であって、正の値のみをとっているもの
- 特に、の時間範囲に限定したものがNormalized Brownian Excursion(標準ブラウン散歩)
- 今、時刻s,tにおける位置をのように書くことにしとする
- という値を、時刻sと時刻tとの「ブラウン散歩の意味での距離」と定義する
- のときだし、
- s,tの間の値が、すべて以上である場合も、であるから
- ブラウン散歩で原点に近づく向きに動いている経路は、必ず、原点から遠ざかる経路とペアになってなる点とペアになっている
- 結局、原点0から出発し、原点0に戻るような「木」が得られる
- 円周の弧をあちこちでつぶして木を作ったようなものでもある
- このつぶした円周は、「円だったとしたら時計回りに回る」ような動き方を「木の上」で行うことができて、それは、木の外側をなぞりながら木を一周するものに相当する
- と書いて、単位円を、ブラウン散歩という意味での点の同一視関係によって商を取ったものが、CRT (というブラウン散歩によるCRT木である、と読む
- ブラウン散歩では、時刻パラメタがあった
- は木であるので、その上の点のように書ける
- ブラウン散歩とそれに対応するCRTとの間には、次のような対応付けマッピングがある
- 特に、木の上の一つの点にはのように、複数のが対応づく。さらに特に、上で枝分かれするところでは3個(以上)のが対応する
- 木の周回弧とそれに対応する、ブラウン散歩の時間セグメントの関係は次のように定める
- 木の上の二点があるとき、からへと木を時計回りに周回することを考える。周回なので、木の枝のこちら側かあちら側かの区別ができるので、複数の周回の仕方がある
- それは、とで考えれば、の4通りがあるようなものである。この4通りについて、なる時刻パラメタで考えたときの最短時間を、上の2点の時計回りの弧と定め、と書くことにする。
- と木の上の2点を入れ替えると、ルートノード(s=0に対応する点)を通過するような周回路が対応する
- このは、次の記事での、ラベル付けされたCRT上の2点間の距離の定義で使用する