1 Introduction to moments ぱらぱらめくる『Momemnts and Moment Invariants in Pattern Recognition』

  • 画像処理の基本ステップ
    • (1) 事前処理、セグメンテーション、対象検出
    • (2) 対象の数学的記述
    • (3) (数学的に記述された)対象たちの空間的相互関係の解釈
  • この本の主題「invariants」は(2)対象の数学的記述に関すること
    • 主に3つのアプローチがある
      • Brute-force(力づく)法(形がとりうるありとあらゆる場合(回転形などを含め)を詰め込んで分類)
      • Image-normalization(比較可能な標準的な形に直してから比較分類する)
      • Invariantsを使う方法(Invariantsとは真の姿と観測像とをつなぐ写像によって不変な、空間上の汎関数。現実的には、「不変」よりは条件をゆるくして「まあまあ同じ」な汎関数。そして像を区別できないといけないので「区別されるべきものに異なる値が付く」ような汎関数)
  • Invariantsとその分類
    • 分類法その1
      • Simple shape descriptors (ぎゅっとなっている、凹凸、伸び)
      • Transform coefficient features(フーリエ変換アダマール変換、ラドン変換、ウェーブレット変換)
      • Point set invariants
      • DIfferential invariants (対象物の辺縁)
      • Moment invariants (この本の主題)」
    • 分類法その2
      • Global
      • Local
      • Semilocal
  • Momemnts
    • 確率密度分布の形状を捉えるのに使われているそれ
    • 関数を多項式既定に射影したもの
    • 領域について、多項式の値(x^pとかが単変数の場合で、2変数ならx^py^qとか)について積分したものがモーメント
    • m_{00}というのは、領域をp_{00}(x,y)=1について積分したものなので、「領域の面積」
    • 基本的なモーメント基底
      • Geometric moments単項式組み合わせ基底 m_{pq} = \int \int x^py^q f(x,y) dxdy
      • 共役複素数の積の基底 c_{pq} = \int\int (x+iy)^p(x-iy)^q f(x,y) dxdy
      • 直交基底 \int \int _{\Omega} p_{pq}(x,y) p_{mn}(x,y) dx dy=0を満足する(もしくは\int \int _{\Omega} w_(x,y)p_{pq}(x,y) p_{mn}(x,y) dx dy=0を満足する)
  • 本書の構成
    • 2-5章 4つのモーメント不変量
      • 2章 単純な空間変換(並進・回転・拡大縮小)での不変モーメント
      • 3章 affine変換での不変モーメント
      • 4章 implicit variants to elastic moments
      • 5章 convolution/blurringでの不変モーメント
    • 6章 直交基底のいろいろ
    • 7章 計算機での計算
    • 8章 応用