- n次元空間にスカラー場
がある
- 正規直交基底を取って、n方向に偏微分すると、係数は
となり、これは、n次元のベクトルと見える。勾配gradientとも言う
- 単位ベクトルを使えば
と書けて、もちろんベクトル
- ここで、単位ベクトル
の代わりに、
という、紛らわしいけれど、微分形式と呼ばれる世界を作る道具で置き換えて書くことにする。
。置き換えただけ
- これを、
と表すことにする。このとき左辺の
は、スカラー関数fの外微分と呼び、
のdが外微分を表す記号である、と言う。
- dが入り乱れていて、こんがらがってくる元なのだが…
- また、
と
との置き換えも、記号で表すことにする。
- 外微分
は微分1形式と呼ばれるが、この微分1形式っていうのは、ベクトルを取ってスカラーを返す関数でもあって、ベクトルvをとるときは、
というように書く。この値は
とvの内積であることになっている
- スカラー場の外微分で微分1形式が出てきた
- このスカラー場を0-形式と見れば、0-形式→1-形式が外微分
- したがって、1-形式を外微分すると2-形式が出る…
- この微分x形式は、外積代数で
と表されたが、外微分は、このウェッジ積で表された外積代数の「階段を上る」作用のことと定義される
- 外微分の逆、「外積分」
- 外積代数の世界では、双対構造があって、
の双対が取れる。その双対を取って、外微分して、双対を取り直すと、元の微分x形式が微分x-1形式に下がる。これが「外積分」。
- 「外積分」はcodifferentialと呼ばれるが、それには
という記号を使う
- そして、双対を取る操作をホッジスター(★)で外微分と「外積分〜codifferential」を結び付ければ
★d★である
- これらの記号を使うとgrad,div,curl,laplacianが簡単に(座標抜きで)表現できる
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- k-formの場合
(★
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