数学という形式科学

  • こちらに、入試の数学問題を解くのが好きか嫌いかのアンケート(対象は主に京大医学部医学科生:京大の医学部が主体となって一般教養科目として提供している医学概論のリレー講義の中の1コマ『数理解析』でのアンケート。履修者は大多数の医学科生と少数の他学部・他学科生)の結果がある。
あなたはこのような(H25年度入学生向け大学入試問題(数学)のような)入試問題について考えることが好きですか?
5段階で答えなさい。
1 大嫌い
 やらない道を探す
2 嫌い
 必要とあれば嫌だがやる
3 好きでも嫌いでもない
 やるもやらぬもその場次第
4 好き
 やり手がいないなら志願してやる
5 大好き
 問題を見つけてでもやる
  • の5択。分布はやや「好き」に偏っていたようだ。
  • 生命科学・医学が大規模データ科学化しており、計算機のスキルは必須、データの読み取りスキル(とセンス)(広義の統計学)の要求度も高くなっており、また、生命現象を説明するモデルも抽象的になっている今、高校卒業レベルの数学力とそれへの興味関心を大学教育という橋(トンネル?)を通過しながら、院・卒後の実務と研究につなぐためには、どんな工夫ができるのだろうか、と思います。
  • 数学を『学問を支える道具の一つ』として割り切って学べるカリキュラム・トラックがあるとよいのか…