ネイピア数は1から無限大までの「中点」

    • x^{\frac{1}{x}}の極大値のこと

      • このグラフ。2^{\frac{1}{2}}=4^{\frac{1}{4}}というようにx=2,x=4で同じ高さ
      • では、これ以外に「同じ高さ」になる2点はどういう点だろうか?
      • x_1^{\frac{1}{x_1}}=x_2^{\frac{1}{x_2}}を満足させたい
      • 書き換えてx_1^{x_2}=x_2^{x_1}
      • 今、x_2=x_1^kというような場合を見よう
      • 2,4の場合はx_1=2,x_2=4,k=2である
      • x_1^{x_1^k}=(x_1^k)^{x_1}であるからx_1^{x_1^k}=x_1^{k\times x_1}
      • したがって、x_1=k^{\frac{1}{k-1}(この関数は、もともと扱ってきたx^{\frac{1}{x}と似ています)
      • これで見ると、2と4,1.73(\sqrt{3})と5.196(\sqrt{3}^3)というような対応がある(以下に示す)
> x1
[1] 2.000000 1.732051 1.587401 1.495349 1.430969 1.383088
[7] 1.345900 1.316074 1.291550
> x2
[1]  4.000000  5.196152  6.349604  7.476744  8.585814  9.681613
[7] 10.767202 11.844666 12.915497
      • さて、k=1のときはどうなるのだろうか…極限はネイピア数
      • \lim_{k \to 1} k^{\frac{1}{k-1}}=eなのですね
k<-c(1.00001,2:10)

x1<-k^(1/(k-1))
x2<-k^(k/(k-1))

y1<-x1^(1/x1)
y2<-x2^(1/x2)

x1
x2
      • これを使うとx^{\frac{1}{x}}のグラフは1\le x \le \inftyについて、ネイピア数を中心に対称的なグラフにできて
x<-seq(from=1,to=10,by=0.1)
plot(x^(1/(x-1)),x^(1/x))