言葉で説明する

  • こちらで出てきたアルゴリズム
    • この記事の『課題』
    • (1) 2数N_1,N_2; N_1 \ge N_2が引数
    • (1.5) N_1 \times k = N_2 \times a +b = N_2 \times (a+1) -cなるk,a,b,cがほしい
    • (2) k=1からスタートする
    • (3) b,cを求める
    • (4) 2つの式N_1 \times k = N_2 \times a +b = N_2 \times (a+1) -cがあるときに、その2式の和をとる
    • (5) そうすると3式できる
    • (6)3式から2式を選ぶ
    • それを繰り返す (4)に戻る
  • いくつか、ルールをかぶせる必要がある
    • ループがある
      • ループがあるので、その終了を担保する
        • 終わることが、求める回数で終了することをが確実であることを証明するか、
        • 求めたところに到達しなくても、終了できるようにするか→こちらを採用なら、そのための情報が『必ず』必要なので、それは引数にする必要がある
    • (6)3式から2式を選ぶルールが、確かに「求めるところに向かう」ことの保障
  • 上記の処理の結果の「返り値」は何か、それをどう使うかを決める
    • 以下、続くようなら同様に「入力」「出力」「ルール」
  • 歯車というアルゴリズム
    • この記事の『課題』
    • 歯車は、力学的な運動を伝達する装置
    • 伝達するので、「道」がある
    • 道は「経路」(と「方向」)を持つ
      • 「経路」を定めよ
      • 「方向」の有無を確認せよ
    • 「道」が決まったら、「道」を表現するモデルを作れ(プログラムできるように)→グラフになる、ただの1本道かも
    • 「道」に存在しえるものは、「点」と「辺」のみ
    • 歯車が「点」と「辺」のみであるから、
      • 歯車に属する性質のすべては、「点」か「辺」かに収まることとなる
      • 複数の歯車が構成する「歯車組立機械」の属性のすべても「点」か「辺」かに収まることとなる
    • 歯車の属性は
      • 『形状属性』(その仕組み(単歯車か内外輪歯車か、らせん歯車か・・・)
      • 『歯の数属性』(1周に何個か:らせん歯車の場合も)
    • 歯車の連結状態の属性は
      • 『グラフ』の形(トポロジー)
      • 『歯車の隣接関係』(これには制約がある?→歯車の法則(こちらにリンク先がある)は、物理的制約。実際に考えるときには、さらなる制約を課しているかを判定する。そのうえで、制約が厳しくなっていれば、それを明文化して、それが『今の場合の歯車の法則(強制約)』とする
    • ここまでが「モデル化」
    • それを使って処理を作ると、分数の積をどういう風に「実体」と対応付けするかは自ずと決まる(その決め方は1つではないかもしれないけれども)
    • モデルを立てるのは、考えの見通しをよくするため
    • モデルを立てるのは、モデルを外延するため(「牛」のことからスタートして「まん丸な牛」について考えるため(こちら))
    • そうすると、「モデル自体」の「本質」がくりぬかれやすくなる
    • そうすると、「モデルに使った実体(今は歯車機械)」の「本質がくりぬかれやすくなる
    • 生物の現象を『理解』しようとするとき、この2方向の「本質のくりぬき」がある
      • 生物現象を「実体」として見て、モデル化して、抽象化して、外延していく方向(数学モデル・抽象モデルを作成する作業、モデル自体が研ぎ澄まされて、モデルの本質が見えてくる)、と
      • 「抽象モデル」を設定して(ほかの分野から借りてきてもよい、数理モデルを使うのは、『借りてきていること』)、そのモデルのどこの何が、生物現象の何が対応するのかを見つけていく方向(こうすることで、カタログ化している生物現象の仕組みの本質が見えてくる)、と。