要素の組、順序ありと順序なし
- 昨日の記事でタプルtupleがさらりと出てきた
- あちこちで、さらりと出てくる単語である
- 英語Wiki、日本語Wiki
- これの日本語用語がどうして一般的に使われないのだろうかと思うほどに基本的な概念なのに、本当によい言葉がない
- 複数のものがある。いくつかを順序を問題にして取り出すか、順序を問題にしないで取り出すかは、順列と組み合わせ
- 順序のある要素のセットがタプル、順序のない要素の組み合わせが集合
- こう書くと、タプルは順列と同じようにも見える
- 実際、同じ、か…
- タプルでは、重複順列のように、同じ要素が複数回出てもよい。この点は、順列が、通常、非重複順列を指しているとみなされがちなことから、タプルと順列を分ける点か?
- また、タプルでは、「要素数がこれこれのタプル」のように「要素数」をとりたてるのは、どうでもいい感じだが、順列は、長さを常に意識することが(なんとなく)重要な印象があり、この点も両者の違いか?
- また、タプルは、「ダブル」の一般化したものであって、タプルは、「2つの要素を順序を気にしてペアにする」という作業の重層化として定義することができる。順列も、もちろんそのように扱うことは可能だが、タプルでは、この点の意識が強い、か。
- 計算機・データベースでよく気にして使う概念である点も「昔からある順列」と「計算機エイジで常用するタプル」という(本質的ではない?)違いを生んでいるか。tupleの考えが、新しい計算機言語で簡易に使えることも、この点と矛盾しない
- ということは、tupleが「タプル」でよいのかどうか、納得しかねている自分は旧時代人ということかもしれない