覚書き

複素解析と流体力学

複素解析と流体力学

  • 複素平面というのがある
  • 実数軸と虚数軸が直交していてe^{i \theta}=\cos \theta + i \sin \thetaという関係で表されるものであって、値のペアに関する演算があたかも、指数関数eのそれで「代用」できる優れもののこと
  • 多次元版三角関数について、こんな思い付きのメモも書いた
  • その心は、「角座標」って何かな、というもの
  • 別の考え方をしてみる
  • 今、1次元無限空間にあって、原点からの距離r_1を考える。-\infty \le r_1 \le \inftyである
  • 2次元無限空間中の単位円を考える。単位円の円周は、0 \le r_1 \le 2\piの閉じた1次元空間であって、その閉じた1次元空間における「距離(r_1)」が「角度」である。その角度としてのr_1を指定した上で、この無限2次元空間上の点を、原点からの距離r_2を用いて、(r_1,r_2)として、位置を定める方法が、極座標三角関数は、r_1と無限2次元空間のユークリッド座標とを対応付ける規則のこと
  • さて、次元を一般化する。k-1次元まで、あるルールで定めた、「お勝手な極座標」にて(r_1,r_2,...,r_{k-1})として座標が定められているとする。これは、無限k-1次元空間の「お勝手な極座標」である。これをk次元に持ち上げるにあたって、k次元空間中の単位球表面に、このk-1次元空間をおしこめる。このおしこめたk-1次元の閉空間に「お勝手な極座標」(\theta^{k-1})が与えられたとき、無限k次元空間中の点は、その原点からの距離r_kと(\theta^{k-1})(これが、多次元の立体角)とであらわすことができる・・・。というような一般化もできる。これは、地球儀で言えば、経度と緯度に相当・・・。このとき、0 \le r_i \le 2\pi, (i=1,2,...,k-1)。また、\frac{\prod_{i=1}^{k-1} r_i}{(2\pi)^{k-1}が立体角。
  • これが、いわゆる超球の角座標(こちら)なわけですが