生物学における数学〜推敲後

  • ピュアな数学者に、考えているところの「生物学における数学」を説明するとしたらどうするかを考える
  • 生物個体はStochasticな現象を階層的にコンパートメント化した上で、時間発展する系であり、その系は相当厳格に状態空間上の経路が定まっている
  • 生物個体は生殖という仕組みを通じてほぼ同じ時間発展を繰り返す仕組みを持つ
  • 生物個体は同種集団・異種混合集団・生態系と呼ばれる、個体の集合を構成し、そこでは、表現と知覚という過程を通じて相互作用する。相互作用を可能にするには、表現生成という写像と像の知覚からの逆演算とにおいて、情報の交換が可能な仕組みが成り立っている必要がある
  • これを可能にしている数学的構造を提案し、その存在の確認の動機づけをしてもらうことが、生物学が数学に期待すること、と(短くまとめると)なるのではないだろうか