完全グラフを重ねながら大きくする

  • 頂点数kの完全グラフでは、すべての頂点ペア間に辺がある
  • 辺の数は\frac{k(k-1)}{2}である
  • 今、頂点数kの完全グラフが2つあるとする
  • この2つの完全グラフはk-1個の頂点が共通であるとする
  • その共通なk-1個の頂点は完全グラフになっている
  • 今、このような重なりのある2つの完全グラフの頂点数と辺の数を考える
  • 頂点数はk+k-(k-1)=k+1である
  • 辺の数は\frac{k(k-1)}{2}+\frac{k(k-1)}{2}-\frac{(k-1)(k-2)}{2}=\frac{(k-1)(k+2)}{2}である
  • ここで、頂点数kの2つの完全グラフにある、相手の完全グラフに含まれない頂点1個ずつを取り出す。この頂点ペアには辺が引かれていないので、これに辺を引く
  • すると、辺の数は\frac{(k-1)(k+2)}{2}+1=\frac{k^2+k-2+2}{2}=\frac{k(k+1)}{2}となる
  • 頂点数はk+1であるから、これは、頂点数と辺の数から、頂点数k+1の完全グラフになっていることがわかる