点の数、辺の数、面の数

  • とはいえ、一応、メモ
  • 1次元最小全域木では、頂点数N_vに対して、辺の数は(木だから)N_{e1}=N_v-1
    • これは、このように考える
    • 点があって、辺がない状態から、辺を1つ増やすと、点が2つ結ばれる
    • それに連結するように辺を1つ増やすと、連結な点の数が1つ増える
    • したがって、辺の数とつながっている点の数をペアで表せば(1,2),(2,2+1),(3,2+1+1),...,(n-1,n)となり、n-1本でn個の頂点がつながる
    • 連結作業の回数が(n-1)回である
  • 2次元最小全域木では?
    • 初めに、3頂点を選び、3本の辺、1個の三角形を作るところから始める
    • ついで、この三角形の辺を共有する三角形を連結することで、点を増やすと、点が1個増えて、辺は2個増える。三角形は1個増える
    • したがって、三角形の数、辺の数、点の数を数のトリオで表せば、(1,3,3)が初期状態で、(1+1,3+2,3+1),(1+1+1,3+2+2,3+1+1),...,(n-2,3+2*(n-3),n)=(n-2,2n-3,n)
    • 連結作業の回数が(n-2)回である
  • 3次元最小全域木では?
    • 初めに、4頂点を選び、4個の点、6本の辺、4個の面、1個の四面体を作るところから始める
    • ついで、この四面体の面を共有する四面体を連結することで、点を増やすと、点が1個増えて、辺は3本増えて、面は3面増えて、四面体が1個増える
    • したがって、四面体の数、三角形の数、辺の数、点の数を数のトリオで表せば、(1,4,6,4)が初期状態で、(1+1,4+3,6+3,4+1),(1+1+1,4+3+3,6+3+3,4+1+1),...,(n-3,4+3*(n-4),6+3*(n-4),4+(n-4))=(n-3,3n-8,3n-6,n)
    • 連結作業の回数が(n-3)回である

-さらに高次にすると…
--連結作業の回数が(n-k)回であって
--(n-k,(n-(k-1))+(n-k),(n-(k-2))+(n-(k-1))+(n-k),(n-(k-3))+(n-(k-2))+(n-(k-1))+(n-k),...,(n-1)+(n-2)+...(n-k),n)
-これがk=n-1になると
--(1,3,6,...,n(n-1)/2,n)=(\frac{2(2-1)}{2},\frac{3(3-1)}{2},\frac{4(4-1)}{2},...,\frac{n(n-1)}{2},n)になるようだ

  • さて、1次元最小全域木を下敷きにして、2次元最小全域木を、それを下敷きにしてさらに3次…と高次化するとしたときのプロセスを考える
  • 点だけがあるとき、ある基準で、「2つの」「点」を選んで、そこに「辺」を1本置く
  • 「辺」があって、「全域」になっていないので、「辺」とそれに連結している「点」とを核として、核を広げて行く
  • まだ核に含まれていない「辺」があるとき、その「辺」を核に加えることができるかどうかを判断したい
  • 加えられるのは、その「辺」の1端の「点」は核に含まれる
  • その「辺」の両端の2個の「点」は、「0次元的なもの〜点」に連結している(「点そのものである」)。また、「0次元的なもの〜点」が連結している、それより1次元低い「-1次元のもの」を共有するとき(「-1次元のもの」は『無』なので、この表現は、なにも共有しなくてもよい、ということである。しかしながら、より高次のときと表現をそろえるために、ここではあえてこのように書くことにする)、この「辺」は加える候補となる
  • これを繰り返して「全域」となったら、それが、1次元全域木である
  • さて、2次元全域木を作る。1次元全域木を下敷きにして作る
  • 2次元全域木の核をまず作る
  • それは「三角形」である
  • 1個の「三角形」である核からスタートする
  • これに「辺」を付け加える
  • 付け加えられる「辺」は核に含まれない
  • 付け加えられる「辺」の1端の「点」は核に含まれる
  • その「辺」の両端の2個の「点」は「1次元的なもの〜辺」に連結している(1次元全域木のレベルで)が、その「1次元的なもの〜辺」が「0次元的なもの〜点」を持ち、それらが共有されているとき、この「辺」は付け加えることができる
  • 「辺」を付け加えると、新たに、「三角形」が1個できる
  • このようにして2次元全域木ができる
  • さて、3次元全域木を作る。2次元全域木を下敷きにして作る
  • 3次元全域木の核をまず作る
  • それは「四面体」である
  • 1個の「四面体」である核からスタートする
  • これに「辺」を付け加える
  • 付け加えられる「辺」は核に含まれない
  • 付け加えられる「辺」の1端の「点」は核に含まれる
  • その「辺」の両端の2個の「点」は「2次元的なもの面(三角形)」に連結している(2次元全域木レベルで)が、その「2次元的なもの〜面(三角形)」が「1次元的なもの〜辺」を持ち、それらが、共有されているとき、この「辺」は付け加えることができる
  • 「辺」を付け加えると、新たに「四面体」が1個できるとともに、「面」が2個付け加わる