1 Introduction and overview of applications ぱらぱらめくる『Engineering applications of noncommutative harmonic analysis』

  • 順序が結果に影響する処理の例(非可換)
  • 調和解析。可換と非可換
    • 基本波の線形結合で表す解析
    • それの基礎には、関数が積分できるかとか、滑らかか、とか、無限遠で十分小さいか、などが大事になることが基礎となっている。その性質は可換な場合に構成されたので、それを非可換に拡張する必要がある(あった)
  • 畳み込み、その可換と非可換
    • フーリエ解析\hat{f}(x) = \int_{-\infty} ^ {\infty} f(\xi) e^{-2\pi i \xi x} d\xi
    • 1次元実数軸上で、f_1(x)を、\xiだけずらしたf_2(x)で畳み込むのは\hat{h}(x)=\int_{-\infty}^{\infty} f_1(\xi) f_2(x-\xi) d\xi
    • この畳み込みを「合成積」と呼ぶことになっている。f_1 \circ f_2 (x) = \int_{-\infty}^{\infty}f_1(\xi) f_2(x-\xi) d\xi
    • フーリエ変換はこの畳み込み・合成積にとても便利なツールである。フーリエ変換の式も関数の積の積分であり、e^{-2\pi i \xi x}は周期関数であるから、ある周期についてずらして畳み込んでいる、とも見える
    • 非可換加に当たっては、この\xiずらす、という操作を、『行列の積』として表す。これにより、(1)ずらす操作が積になり、(2)ずらす操作が非可換になる(行列の積は非可換演算だから)
    • ちなみに、1次元軸で\xiずらすのは\begin{pmatrix} 1 \xi \\ 0 1 \end{pmatrix}を掛けること。2次元なら\begin{pmatrix}1 0 \xi_1 \\ 0 1 \xi_2 \\ 0 0 1 \end{pmatrix}
    • もう少し、畳み込みを言葉で説明しておく
      • 関数f_1(x)は位置ごとに値を持つ関数。f_2(x)は空間を\xiで動かしまくる関数で、\xiを少し動かしたときのその動きの大きさに応じてf_1(x) f_2(x-\xi)積分するのが畳み込み
      • 上記の位置と動きとの行列表現をこれに適用すればよい