8 How to Write a Filter『The ITK Software Guide Book 1: Introduction and Development Guidelines』

  • この章の構成
    • 用語の定義
    • フィルタ作成の概要
    • Data streamingについて
    • マルチスレッド化
  • 用語の定義
    • 画像処理は、(data processing) pipelineとして行う。パイプラインは有向グラフとして構成する。上流・下流と称して向きを表現する
    • パイプラインでは画像相当のもの(data object)を受け取って、処理後のそれを受け渡すフィルタで構成される。入力、出力はそれぞれ1個以上
    • パイプラインの開始箇所と終了箇所もフィルタだが、特別にソース、マッパーと呼ぶ。
    • data objectはデータ本体へのアクセスを規定することで、画像相当のものとして機能する
    • データ全体は大きいが、その一部をregionとしてうめて取り扱う
    • イメージデータについてもその一部を起点(index)とサイズとで切り取ったImage Regionというものを通じて部分的に取扱う
    • 長方形・直方体型のイメージデータとは別にMeshと呼ばれるデータ型がある
    • イメージのregionにはいくつか分類があり、LargestPossibleRegion,BufferedRegion,RequestedRegionとがあり、それぞれ取り扱い対象となっている
    • data objectは処理を受けた時刻を管理されており、それはmodified timeと呼ぶ。パイプライン全体についても、最後にmodifiedされた時刻がpipeline modified timeとして扱える
    • メタデータはinformationと呼ぶ