駆け足で読む『ことばの発達の謎を解く』

ことばの発達の謎を解く (ちくまプリマー新書)

ことばの発達の謎を解く (ちくまプリマー新書)

  • 第1章 アラミルクガホシイノネ 単語の発見
    • 1 お母さんのおなかの中ではじまる言語の学習
      • 音素と音素のカテゴリー
    • 2 人の声から単語を見つける
      • リズムとイントネーション
      • 「手」を「おてて」というのにはわけがある
      • 複数のコンテクストに共通する要素の塊
  • 第2章 ヘレン・ケラーのWater事件 ことばの世界の扉を開ける
    • 1 ことばの洞察
      • 「モノや動作には名前がある」「モノや動作の名前の一つ一つは音のかたまりで表される」、ということを知る
    • 2 赤ちゃんの「思い込み」
      • 一般化、状況とモノの分離、ことばの意味の範囲、範囲のオーバーラップ、固有名詞と一般名詞
      • 似ていること
    • 3 ことばの仕組みを発見する
  • 第3章 歯で唇をフム 動詞の意味の推測
    • 1 動きにも名前がある 動詞と名詞の違いに気づく
    • 2 「アゲル」「モラウ」「クレル」 動詞の意味の複雑さ
      • 多面性を持つ動詞を誤りなく機能させるための文法(ルール)は言語で違う
    • 3 「足でナデル」 動詞の意味を一般化する時の問題
  • 第4章 血圧がヤスイ モノの性質、色、位置関係の名前の学習
    • 1 モノの性質の名前
      • 相対評価、対義語、しかも対応関係は1対1ではない
    • 2 色の名前
    • 3 位置関係の名前
      • 相対位置・方向、絶対位置・方向
    • 4 まとめ 全体像がわからないと、単語の意味は学べない
      • 心的辞書が似通っている(トポロジーくらいは一緒)な人同士でなら、単語・表現をコミュニケーションの道具として使うことができる
  • 第5章 ことばの発達の謎を解く 発見、創造、修正
    • 1 ことばの発達のジレンマ
    • 2 発見
    • 3 創造
      • 心的辞書の空白部分は、内部操作で埋められる
    • 4 修正
      • 心的辞書を他人とすり合わせる
    • 5 システムが先にできていたら 外国語の学習
  • 第6章 言語が思考を作る
    • 1 ことばによって新しい概念を理解する
    • 2 知識の体系を作る
    • 3 ことばが新たな概念を生む
    • 4 ことばの学習が科学的思考の基礎となる
  • 終章 読者のみなさんへのメッセージ