高次元最小全域木
- 最小全域木
- N個のノードがある
- すべてのノードが連結であるようなグラフのうち、エッジの数が最少なとき、その数はN-1
- ここで、エッジの重さ(長さ)の和が最小であるようなエッジの取り方があり、そのようなエッジのセットでノードを連結したとき、それを最小全域木という
- これは、空間中にノードの位置を配慮して「1次元」的な枝分かれ構造を作成することである
- これを高次元に一般化しよう
- N個のノードがある(同じ)
- すべてのノードがグラフで言うところの連結であるとは、「少なくとも1つの『辺』の端」になっていること
- ここで次元を上げる
- 『辺』は「1次元」的なものなので、これを「高次元」的なものにする
- 直線→平面→その高次元化したもの
- すべてのノードがk次元的に連結であるとは、「少なくとも1つの『k次元的直線/平面』の端になっていること
- これを「高次元エッジ」と呼ぶことにする
- ここで「高次元エッジ」の「『長さ』に相当するもの」の和が最小であるような「高次元エッジ」の取り方があり(あることを確認する必要がある)、そのような「高次元エッジのセットでノードを連結したとき、それを「高次元最小全域木」と呼ぶことにする
- これは、空間中にノードの位置を配慮して「k次元」的な枝分かれ構造を作成することである
- さて「高次元エッジ」の「『長さ』に相当するもの」は、長さ→面積→体積→、と置くと、すわりがよいだろう
- では、どれくらい高次元にこれが作成できるだろうか?
- ノードがn次元空間にあるときに、k=n-1まではできそうだ
- それより大きいkにすると、一意に決まらなくなりそう(k<=n-1でも一意に決まるかどうかの確認をしていないけれど)だが、それはそれとして置いて置いて、定義できるとすると、「ワープ」とか「抜け道」とかのある、ゆがんだ空間にも展開ができそうで、ユークリッドで考える範囲と、ユークリッドを仮定しない範囲とで、定義を変えることも有意義かもしれない