正単体格子

  • k次元立方格子は、相互に直交するk個の単位ベクトルを用いて\sum_{i=1}^k a_i \mathbf{x_i}(ただしa_iは整数)が格子点を表す
  • 似たようなことなので、k次元空間にある、頂点数k+1の正単体の頂点ベクトルを用いて、正単体格子の格子点の座標を表そう
  • \sum_{i}^{k+1} b_i \mathbf{v_i}(ただしb_iは整数)は、格子点である
  • 立方格子と異なるのは\mathbf{b}=(b_i)と格子点とか1対1対応ではなく、1つの格子点に複数の\mathbf{b}が対応し得ることである
  • したがって、座標系とするには、その重複を排除するような条件付けをする必要があり、それができれば、1対1対応の座標系として適当となる
  • ちょっと違うけれど、「タイル張り」と似たような点もある
  • 正単体頂点ベクトルの特徴は\sum_{i=1}^{k+1} \mathbf{v_i}=0
  • したがって、\mathbf{b_s}=(b_{s,i}),\mathbf{b_t}=(b_{t,i})は、b_{s,i}-b_{t,i}=b_{s,j}-b_{t,j}がすべてのi,jについて言えるとき、同じ点に対応する
  • このことは、\mathbf{b_s}=(b_{s,i})\mathbf{b_s'}=(b_{s,i}' = b_{s,i}-min(b_{s,i})に対応させることで実現できる
  • 付帯的なこと
  • 上記のようにして一意性をとると、\mathbf{b}のk+1個の要素のうち、最低1個の要素は0である
  • また、b_iは非負
  • Barycentric coordinateに関係する(Wiki)