- Windowsが10に更新されようとしている
- しばしば思うことだが、OSのくびきから解放されたいものだ
- WindowsからMacへというのは何度も考えたけれど、なんとなく性に合わないのがMac
- それに、MacにしたところでOSバージョンアップはある
- じゃあ、Linuxにすれば、と。ビジネス文書が面倒かな、などと億劫に思っていた。バージョンアップもあるのだけれど
- なので、Linuxにするなら、逐次アップデートのArch/Manjaro系Linuxが自分向きなことはわかる
- さて、引っ越すならArch/Manjaro
- では、何が障害なのか
- はたと気づいた
- Windowsから離れられないのは、Windows版しかない秀丸メールに依存した生活をしているから
- 秀丸メールをMacメーラに変える試みや、Gmailに切り替えることも考えるけれど、秀丸メールはあまりにも使いやすく、秀丸メールの仕組みに依存して生活が成り立ってしまっている
- ほぼ秀丸しか使用経験がないのだが、秀丸の軽さはピカイチらしく、乗換えを断念している人が書いた記事がウェブ上にはあふれている
- でも、秀丸も秀丸メールもLinuxで使えるのだと言う(こちらやこちら)
- Wineという仕組みを使うのだと言う
- じゃあ、そうしよう
- 秀丸のもろもろは「日本語表示」ベースなので、Manjaroもきっちり日本語化したものとするのがよい
- Manjaroの英語版を使っていたのは、ファイルシステムに日本語が入って使いにくいから、というそれだけの理由だったけれど、それは、(Manjaroを少しいじった今となっては)問題ではなく、解決方法がわかるので
- ということで、秀丸メールとともにWindowsからLinusへ引っ越そう
- 1 Manjaroのインストール
- DVDを焼いて
- DVD起動して、F2で日本語を選択
- Manjaroインストールアイコンをクリック
- デフォルトを選択し続ければ、日本語・日本(場所)を選択してインストールが終了
- 2 ファイルシステムの日本語を英語に換える(こちら)
- 英語名のディレクトリを作って、「特別な役割」をそちらに移す
LC_ALL=C xdg-user-dirs-update --force
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- 3 日本語化・日本語フォントのことなど(同じくこちら)
sudo pacman -S fcitx-mozc fcitx-configtool fcitx-gtk2 fcitx-gtk3
--ホームの隠しファイル .xprofile の末尾に以下の3行を書き足す
>||
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
sudo pacman-S adobe-source-han-sans-jp-fonts
- 4 wineを入れる
- すでに入っているLinuxもあるが、Manjaroは余計なものは入れない主義なので入っていない
- こちらを参考
- wine-monoとかwine-geckoとかも要るらしいが、「要るでしょ?」と聞いてくるので、「はい」と答えて行けばよい
sudo pacman -S wine
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- で入れる
- 入れたら、configureする。以下のコマンドを(どこででもいいので実行する)
winecfg
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- WINEは、ユーザのホームディレクトリ直下に .wine なるディレクトリができて、その下に、drive_cというディレクトリができ、その下に、ウィンドウズでよくあるようなProgram Files, Program Files (x86)とかができて、その世界のファイル参照の仕組みは、「ウィンドウズの世界」になっている。実際、以下で秀丸メールをインストールすると、ウィンドウズでインストールしたのと同じように、アプリの実行ファイルがProgram Files (x86)以下にできるし、メールファイル置き場としてのデフォルトディレクトリ TurukameDataはdrive_c直下にできる
- 5 秀丸と秀丸メールを取ってくる
wine hm854_signed.exe
wine hmmail645_signed.exe
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- とすると出来上がり。デスクトップにアイコンができるのもWindowsと同じ
- 後は、メールや設定ファイルの引っ越しをすればよい
- 秀丸に関して言えば、エンコードでちょっとまだ取らぶっているのだが…(.wine配下のデフォルトがSGISだったりする関係なのかもしれないが…)