ぱらぱらめくる『知恵の輪読本』

  • 知恵の輪はその『物理的構造』を「すべて見ることができる」がその『論理的構造』が「見えているとは限らない」との一文がある。ここで言う『論理的構造』とは何であって、「すべて見ている」とはどういうことなのだろう、と思う

知恵の輪読本―その名作・分類・歴史から解き方、集め方、作り方まで

知恵の輪読本―その名作・分類・歴史から解き方、集め方、作り方まで

  • 第1章 知恵の輪とは何か、どこがおもしろいか〜知恵の輪の定義
    • 2群以上の部品で構成されており、これらの部品を互いにはずす・もとへ戻す・引き離す玩具
    • 複数の部品で構成され、その形態はすべて見える。部品の一方を指定の別の位置に移動する玩具
    • 主としていた・針金などの硬い素材や紐・布・鎖などの柔らかい素材を連結させ、互いに絡ませたり、引き離したり、位置を換えたりする玩具
  • 第2章 代表的な知恵の輪
  • 第3章 知恵の輪には、どんなものがあるか
    • 知恵の輪はどのように分類する?
  • 第4章 構造から分類した4種類の知恵の輪
    • ほどけない知恵の輪
    • 隘路のある知恵の輪
    • 絡みのある知恵の輪
    • 絡みのない知恵の輪
    • 多重化と複合化、変化型へのアイディア
  • 第5章 知恵の輪にはどんな歴史があったか
  • 第6章 知恵の輪の解き方心得
    • 部品を重ねれば余裕ができる
      • 独立と非独立、空間占拠の具合
    • 障害物を回避する
    • 位相幾何学の応用で、簡単に解く
      • マルタ十字を外す
    • 位相幾何でも簡単ではない
      • 三すくみへの対処は経路決断上のハードル
      • (固体は位相幾何の思い通りにならない)
    • 究極の数学的解法、挑戦してみますか
      • 0/1の問題にする、組み合わせ・離散数学・代数的アプローチ
  • 副読本
    • 位相・トポロジー
    • 同相 homomorphismと同位homotopy
    • 結び目:空間内の単純閉曲線
    • 2つの結び目homomorphicだがhomotopicかどうかはわからない(ただの輪と三葉結び目とはhomomorphicだがhomotopicではない)
    • 知恵の輪は「隙」をかいくぐらせることでhomotopy関係にないhomomorphicな結び目に移行させることができるが、その「隙」をかいくぐらせることが厄介であったり、くぐらせ方の順序に注意が必要だったりするもの(…だろうか)