ぱらぱらめくる『はじめての現代数学』

  • 「感覚的に現代数学を納得してもらうことに主眼をおいた」本(まえがき1988/05/20より)
  • 1988発刊としての「現代数学
  • 1 「モノ」から「コト」へ
    • 代数方程式
      • 「モノ」:作図する。定規は直線、コンパスは円
      • 「コト」:定規は一次方程式、コンパスは二次方程式。作図できるということは、手続きの連続で解けるということ。方程式が解けるということから、群論
    • 幾何。ユークリッドと非ユークリッド
      • 「モノ」:平行線
      • 「コト」:平行であることとは
    • 無限
      • 「モノ」:図形表現などによって、直観的・情緒的に「共有」されている無限と言うモノ
      • 「コト」:直観的・情緒的に納得できていることを、懐疑的な第三者に伝えようとすることを介して、「無限」を取り扱う仕組み
  • 2 無限の算術 集合論
    • 無限を数える方法としての集合論。「コト」化した無限を「モノ」化しなおす
    • 代数的でない数、超越数
  • 3 トポロジー
    • 「モノ」:幾何空間
    • 「コト」:近さという「コト」的主題
      • 位置とつながり方
    • 異球面:エキゾチックな球面(Exotic sphereのWiki)。図形としては普通の球面だが、その上の微分構造が異なるような球面
  • 4 論理学
    • 記号論理学
    • システムを語るためのメタシステム
    • 記号論理学としていくつの論理記号で論理を操るか
  • 5 現代数学の冒険
    • 曖昧さ・ファジィ集合
    • 複雑さ・フラクタル
    • 不連続・カタストロフィー
    • コンピュータ
    • 「モノ」と「コト」、「意味」と「無意味」