2011-11-27 ぱらぱらめくる『ガイドツアー 複雑系の世界』 第3部 拡張される計算 ぱらぱらめくるシリーズ 複雑系 10 セル・オートマトン、生命、そして万能計算 ライフ・ゲーム 11 粒子による計算 セル・オートマトン 12 生物系における情報処理 免疫、個体集団、代謝系 情報は何か、情報の伝達・受容・処理は何か(サンプリング・ランダムな振る舞い・探査)、情報が意味を獲得するとき 13 コンピュータ上で類推を実現する 日常会話で「相手の意図を推し量って答える」ことが人間の(生物の)特徴であって、計算機にそれを教えることが難しい・・・と「アメリカ人が書いている!」 日常のコミュニケーションで「類推」して反応することに関して、たいていの日本人は、アメリカに行くとその「類推しなさ加減」にカルチャーショックを受けるのだが… ヒトの集団におけるコミュニケーションには「類推」の多様性があることがわかる、計算機のそれは、「類推」が0であることを原則とし、少しの「類推」を教えることも難しい 事前確率が一様か、偏りが大きいかということで相当程度は説明がつきそうに思える 14 コンピューターモデリングの展望 チューリングマシン→プログラム可能なコンピュータ フォン・ノイマンの自己増殖オートマトン→セル・オートマトン ダーウィンの進化の最小モデル→遺伝的アルゴリズム 免疫系の最小モデル→コンピュータの免疫システム 昆虫のコロニーの最小モデル→群知能(Swarm intelligence) 協力関係のモデル化 空間のモデル化