- 駆け足で読む『数学をいかに使うか』の目次はこちら
- 線形空間
- 体F上の線形空間V。ベクトル空間(こちら)とも言う
- 線形空間Vには次元があってdim(V)と各
- 2つの線形空間V,Wにた対応付けT:V->Wを考えることができて、線形写像と言う
- 線形写像で次のものを考える
-
-
- VとWとがどちらも有限次元のとき
- 多項式・多項式環(こちら)について用いる
- 定理1.1.
- としてn+1個の互いに相違なる実数を与え、そのほかにn+1個の実数を取る。の中には同じものがあってよい。このときn次以下の実数係数の多項式f(x)で、となるものがただ一つ存在する
- これを証明するのに、多項式に対してと置けば、はVからWへの線形写像であるが、を示すであることが示せるので、それをもってする
- これにより、複数の点を通る多項式を見つけることができる(多項式補完→こちら)
- Rでは多項式のパッケージpolynomを使って、多項式補完することができる
library(polynom)
n<-5
xs<-sample(0:100,n)
pc.out<-poly.calc(xs)
summary(pc.out)
plot(pc.out)
abline(h=0,col=2)
abline(v=xs,col=3)
xs<-sample(0:10,n)
ys<-sample(0:10,n)
pc.out2<-poly.calc(xs,ys)
plot(pc.out2)
abline(h=ys,col=2)
abline(v=xs,col=3)
- 定理1.2.
- 定理1.1. ののほかにn+1個の実数を取る。の中には同じものがあってもよい。このとき、,となる2n+1次以下の実係数の多項式fがただ一つ存在する。ただし、はの導関数である
- これを証明するには、を定めた上で、を示せばよい
- 多項式補完の延長で言えば、複数の点を通り、かつその点での微分(差分?)を満足する多項式を見つけることができることになる
- これらは、線形写像を行列で考えるとき、行列式が非0であることに引き写すこともできる(こちら)
Ker(T)=\{x\in T | T(x)=0 \}
T(V)=\{Tx| x \in V\}
dim(T(V))+dim(Ker(T))=dim(V)
Ker(T)=\{0\} \Longleftrightarrow T(V) = W
a <- matrix(c(4,3,1,3,2,-3,1,-3,-2), 3,3)
b <- matrix(c(2,5,-2))
solve(a,b)