駆け足で読む『数学をいかに使うか』
- 作者: 志村五郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 文庫
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- ここで「駆け足で読む」ことの目標
- どんな要素が「使うための数学」として取り上げられているかを俯瞰する
- てふの書き方を網羅的に確認する
- 数学的表現・数式を眺めずに「読み書きする」ことについて
- 数学的表現・数式は、「文字列」のようでもあり「絵」のようでもあります
- 大切なのは、それを「読める」こと、「書ける」こと
- ここで言う、「読める」、「書ける」とは、ある表現・式を見たときに「口に出して読める」、「手書きで・TeXを用いて書ける」ということ
- 「絵」として眺めると「どこから読む」かが定まらず、「全部を読んだ」かどうかが不明です
- 「口に出して読む」、「書く」という作業をすると、以下2点が担保されます。それが大事です
- 表現・式のすべてを網羅する
- 「すべて」に順番がつく
- この本の特徴
- いろいろとつながりのある概念を説明する
- 説明するにあたって、その概念が登場した経緯などが重要な場合もあるが、その点はゼロベースで査定しなおして、「現在」の視点で眺めたときに、何を取り上げ、何を取り上げないか、順番はどうするか、について心を砕いて書きたいと願って書いてある
- この本『数学をいかに使うか』の主張が6章に書かれているので引用する
- 線形代数と微積分の初歩に続くもの
- 目次