数理生物学モジュールを作ってみる〜実践論

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  • さて、どうやって、作るか
  • 大きく2つの仕事、それを教育に組み込む可能性
    • (1)全体のバランスをとる
    • (2)個別のモジュールを作る
    • (3)モジュール作りを教育課程に取り込む
  • (1)全体のバランス
    • 生物学側のトピックのリストを作る(網羅しえない、偏りがあっても、まあよいとする)
    • 数学側のトピックのリストを作る(なるべく広範囲にする)
    • すべてのモジュールは1個以上の生物学側トピックと1個以上の数学側トピックとを含む
    • 複数のモジュールでなるべく多くのトピックをカバーする
    • これを実現するためには:
      • 特異性の高いトピック(使える数学トピックが限定された生物学トピック、対応する生物学トピックが限定された数学トピック)は、その組み合わせを採用する可能性が高い。逆に、特異性の低いトピックは組み合わせの採用において後回しにしてもよい
      • ある程度網羅したら、「基本モジュール」とする
      • 興味深い生物学-数学組み合わせモジュールを好き勝手に作成する
      • 「基本モジュールセット」はモジュールが増えてきたら入れ替えて、よりよいものにすることも可能
  • (2)個別のモジュールを作る
    • 生物学側の情報整理(説明の作成・引用記事の選択)
    • 数学側の情報整理(説明の作成・引用記事の選択)
    • 両者の組み合わせの実現
      • 説明の作成
      • 簡易プログラムの実装
        • プログラムに図を作らせて説明を補完する
      • プログラム自体の説明の作成
  • (3)「モジュール」を作ること自体を教育課程にする
    • 初段階を乗り越えた初学者は、モジュール作成に挑戦することで、生物学トピック、数学トピック、その相互関係、プログラミングについての理解・技術を深めることが可能
    • 与えるべき与えるべき、知識的材料は:
      • 「生物学トピック」
      • 「数学トピック」
      • 「その組み合わせの説明」
    • 与えるべきモジュール作成上の技術的情報は:
      • モジュールの構成テンプレート
      • コンテンツ作成要領(ウェブサイトの利用・パワーポイントの利用、他)
      • プログラミング技術