初めて起きる

  • 今、時刻t 0 \le t \le \inftyにおいて、ある事象が起きる確率をP(t)とする
  • また、この事象が時刻0から観測し始めて、1回以上起きた確率をF(t)とする
  • さらに、この事象が時刻0から観測し始めて、初めて起きる確率をf(t)とする
  • \frac {d F(t)}{dt}=f(t)である
  • また、時刻tにおいて、まだ一度も起きていなくて、まさにそのときに起きると、それは、時刻tで初めて起きているから、f(t)=(1-F(t)) \times P(t)という関係にある
  • これを書き換えてP(t)=\frac{f(t)}{1-F(t)}と書くこともある
  • 時刻tで事象が起きる確率が時刻によらないで一定のとき、それは、偶発事象と呼ばれ、そのとき、P(t)=\frac{1}{a}(aは定数)とおける
  • P(t)=\frac{m x^{m-1}}{a}とおくこともよくあって、これだと、F(t),f(t)はワイブル分布の分布関数と密度関数になっている
  • なお時刻tにおける生起確率の関数P(t)=\frac{f(t)}{1-F(t)}をハザード関数と言う
  • マルチプルテスティングとの絡みはこちら