数覚
- 作者: スタニスラスドゥアンヌ,Stanislas Dehaene,長谷川眞理子,小林哲生
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 単行本
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- 算術癲癇
- 算術的な脳活動により惹起される癲癇
- 「算術野」の存在を示唆
- 複数の脳領域の「統合的」所作としての算術活動
- 統合するのは「誰」か
- 脳の可塑的性質
- 算術のための脳領域を代替することは、限定的に可能なようである
- 脳細胞とその連携は可塑的なので、「特定の領域」がなかったり、障害されたとしても、代替して構築(再構築)される可能性はあるが、それにはかなりの制約があり、脳の局所の構造・脳全体における相対的位置の特性など、代替しにくい条件もあるらしい
- 原始的な数量把握は(おそらく複雑なネットワークを必要とせず、狭小モジュールによる代替ができるからと想像するが)代替可能・再構築の余地が大きい
- 複雑な算術・数学概念の把握は代替・再構築が難しそう(可能であるが、そのコストが大きく、現実的に不可能、ということかもしれないが)